クルーズ船での船旅に行きたい

滋賀県高島市饗庭山法泉寺住職の吉武学です。
人生のお悩み終活のご相談をはじめ遺言・相続・葬儀・埋葬のお悩みに「三つのそうだん」でお応えします。

平成17年に滋賀県青年洋上大学という事業に参加しました。
ずっと以前には近畿青年洋上大学として、近畿の各府県や徳島県、福井県なども参加して、青年層を船で中国に派遣していた事業です。
昭和55年から始まった事業なので、当時は海外に行くこともなかなか難しい中、意義の大きい事業だったと思うのですが、大学生が自ら海外に行くようになり、2003年のSARSで中止となった後、ほとんどの府県が事業を取りやめました。
幸いにメインとなる兵庫県が事業を継続され、滋賀県、徳島県も数年は事業に参加したため、私は行くことが出来ました。
18歳から概ね30歳くらいまでの大学生や勤労青年が一堂に会し、研修を通じて交流を深めたことはとても意義あることだと思いますが、その話はまた後日。

http://hyogo-yodai.net/index.html

この事業で私に大きな衝撃を与えたのはクルーズ船という存在です。
この時には「ふじ丸」というクルーズ船に乗りました。
映画「カイジ」で希望の船エスポワールとして使われたり、「踊る大捜査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!」の冒頭に使われた船です。

客船クルーズのご案内 客船のご紹介 ふじ丸www.oarai-terminal.jp

船の旅自体はこれ以前にもしたことがありますが、いわゆるフェリーだけでした。
ルートも敦賀〜小樽、苫小牧〜大洗などの国内だけです。
大学生ということもあって、やることがなくて、カップラーメンを事前に買っておき、読書して過ごすだけがほとんどでした。
そのため、クルーズ船に乗るといっても、そこでの過ごし方がピンときていませんでした。

寝泊まりするのは二等船室の4人部屋でしたが、大の大人4人が過ごしても十分な空間がありました。
また、船内のほとんどが共用スペースで、しかも豪華な装飾品があちこちにあり、歩いているだけでも退屈しません。
デッキに出ると、大人数で球技が出来そうなくらいの広さがあり、実際に事前に企画したイベントを実施しました。
早朝や夕方にデッキに出て、日の出や日の入りを見ると、水平線と太陽が接しているところを見られます。
またその水平線が丸く湾曲しているので、地球が丸いことを実感できます。

出港時に一緒に乗船していた兵庫県知事は知事とのトークイベント終了後、ヘリコプターで日本に戻って行かれましたが、ヘリが来たことに気づかないくらい、船が大きく安定していました。

食事は基本的な食事は全て事前の料金に込まれています。
ビュッフェもありますが、ディナーではフルコースも出てきます。
お金がかかるのはワインなどのアルコール類だけでした。
また、乗船初日のディナーは船長主催のウェルカムパーティーということで、ホール内で華やかなパーティーが催されました。

船内ではカルチャースクールや映画など様々な催しが行われていました。
私は洋上大学の事業のための時間が色々とあったので船のイベントは参加できませんでしたが、タイトルを見るだけでも興味をそそられるものがいくつかありました。

上海に寄港してから様々な行事をこなし、北京に移動して、最後は青島で船に乗り込みました。
この時は洋上大学の事業があったので特に何も考えていませんでしたが、普通のクルーズなら寄港して、現地でのイベントに参加して、別の港から乗り込む形になるのでしょう。
再乗船後は様々な中国での思い出もあり乗客同士の会話にも花が咲きます。
洋上大学のメンバーは大学生なども多かったので、これからの就職や人生についての語らいなども多かった気がします。

とにかく船に乗っている間は全てが楽しい時間でした。
クルーズ船は単なる乗り物にとどまらず、娯楽もグルメも全て含まれており、乗っている時間全てを楽しく過ごすことが出来ます。
特に船内の移動距離はたかがしれているので、年齢を重ねた後の旅に向いていると感じました。

船に乗っている時間は楽しみながらもゆっくりと過ごしたいので、子ども達が手を離れるなどしたら可愛い可愛い嫁とエーゲ海やカリブ海でゆっくりとクルーズしたいと思っています。