雪道は技術ではどうにもならない

滋賀県高島市の饗庭山法泉寺住職の吉武学です。
人生のお悩みや終活のご相談をはじめ遺言・相続・葬儀・埋葬・終活のお悩みに「三つのそうだん」でお応えします。

今回雪が良く振った24日から25日での滋賀県内の雪による交通事故が161件あったそうです。

警察署の管轄ごとに集計が出ていますが、私が住む高島警察署管内はそれほどの件数ではなかったようです。
その理由は定かではありませんが、もともと雪深い地域だということもあり、運転される方が用心されているということもあるでしょう。
また、雪が降らずとも路面凍結はしばしば起きるので、冬になればスタッドレスタイヤに履き替えます。

ニュースの事故が多かったところを見ると、長浜警察署管内、彦根警察署管内、米原警察署管内、東近江警察署管内、大津警察署管内となっています。
一般道だけなのか高速道路も含まれているのか分かりませんが、ちょうど名神や北陸道沿いで事故が起きています。

大雪で関ヶ原で車がスタックしてしまい大渋滞になったテレビ報道で、関ヶ原I.C.を出たところに神戸ナンバーの車が止まっていました。
「ノーマルタイヤで来てしまったが、まさかこんなことになるとは」と答えていました。
また、別のテレビのインタビューでノーマルタイヤを履いた人に大丈夫ですか?と聞くと「技術で何とかするから」と答えていました。
雪国の人間は技術でどうにもならないことを知っているので、絶対に答えない回答です。

結局、事故の大半は雪や雪道を甘く見て、装備を整えなかったり、無理な運転をすることで起きています。

今、雪は降っていませんが、残雪がさらに水分を含んで凍ってきています。
降った直後よりも予想がつかない滑り方をしますし、車がぶつかればへこみます。
この週末、うっかり北陸などに皆さん向かわないでくださいね。